ドラッカーの知識労働者のコンセプトに基づいて書き下ろした拙著が10月6日に刊行されます。
「ドラッカーに学ぶ『ハイブリッドワークライフ』のすすめ」です。
ワークライフバランスは、「9時から5時まで」という従来型の働き方の適正化を目指すコンセプトです。それがリモートワークや高付加価値労働になるとワークライフ・インテグレーションというコンセプトになります。
いずれも企業の雇用制度におけるコンプライアンスのベースとなる重要なコンセプトです。
しかし、現在のように社会環境が厳しくなると、各人が主体的にキャリア、ワークライフを考えていく必要があります。高リスク社会では、主体的行動がなければ生き抜くことはできません。その点に着目してまとめたのが本書です。
ワークライフは企業が用意するものではなく、最終的には自己責任による選択です。つまり、フリーランサーや起業家のようなワークライフの考え方が必要になります。
ポイントは人それぞれの制約条件の中でいかに成果を最大化するかです。
本書では「ハイブリッドワークライフ」のコンセプトを解説する一方で、「主体的」、つまり前向きに仕事や人生に取り組んでいらっしゃる様々な職業・立場の方たちを15名ご紹介しています。
これからは、あらゆる人が自分の人生を主体的に生きていくことが求められます。本書がその一助になることを願ってやみません。