2023.03.29更新

 

1. 雑草は厳しい自然界を生き抜いてきた勝者。雑草の生存戦略のポイントは「戦いを避ける」こと。

2. 良い環境は競争率が高い。予測不能・不安定・複雑な環境にこそチャンスがある。

3. 単純なルールでは勝つのは強者。圧倒的な力がないならばルールは複雑なほうが良い。

4. 安定した条件では強者が勝つ。不安定な条件なら誰にでも勝者になるチャンスがある。

5. ニッチは生物学の用語。一つのニッチには一つの種しか棲むことができない。

6. 強者も弱者もニッチを持つ。強者は大きなニッチで、弱者は小さなニッチで生き残る。

7. 弱い生物は条件を小さく、細かくし、細分化されたニッチのナンバーワンを目指す。

8. 生き残るにはどんなに小さくてもニッチのナンバーワンにならねばならない。

9. 多様な雑草同士は、条件を細分化し、生活空間のニッチを分け合っている。

10. どんな小さなことでも良い。他者に対する優位性を見つけ、そこに勝つ道筋を見い出す。

11. ニッチは自分より強いライバルが入り込めないカテゴリーであることが望ましい。

12. 弱者は大きくなるという発想ではダメ。大きな相手とは小ささで勝負する。

13. 小さい範囲では小さい方が有利。小さな土俵から出なければ何も恐れることはない。

14. 弱者にとってはスピードこそが競争力。変化を迅速に捉えて対応し、チャンスに変える。

15. 弱者の成功に一番重要なのはタイミング。雑草の種子はじっと発芽のタイミングを待つ。

16. 幸運とはチャンスに対して準備ができていること。チャンスは予兆なく現れる。

17. チャンスを捉えれば、後は迷うことなくスピード勝負。一度芽を出したらもう土の中には帰れない。

18. 不確実な環境では、あらゆる可能性に賭けてたくさん小さな種をまく。

19. 変化が大きい環境ほど一つのサイクルは短い方が良い。仕事のサイクル、成功のサイズを小さくする。

20. 変化のある条件では、時間をかければかけるほどリスクが高い。

21. 大きな目標を掲げて長期戦を挑むのではなく、小さな目標を掲げて短期決戦を挑む。

22. チャレンジが小さければ失敗してもリスクは小さい。

23. 一つの正解を求めるのは危険。複数のオプションを用意し、状況によって使い分ける。

24. 根が成長するのは条件に恵まれない苦しい時。地面の下に伸びることも立派な成長。

     ※稲垣稲垣栄洋「競争しない『競争戦略』」より ‥雑草に学ぶ不確実・不安定な環境での生き残り術 

 


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投稿者: 株式会社TMAコンサルティング

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