2024.08.28更新

  今月はドラッカーの名言から、仕事に関するものをご紹介します。

1. 仕事を生産的なものにするためには、成果、すなわちアウトプットを中心に考えなければならない。技能や知識などインプットからスタートしてはならない。技能・情報・知識は道具に過ぎない。

2. 他の者が行うことについては満足もありうる。しかし、自らが行うことについては責任があるだけである。自らが行うことについては常に不満がなければならず、常によりよく行おうとする欲求がなければならない。

3. 成功のカギは責任である。自らに責任を持たせることである。あらゆることがそこから始まる。大事なものは地位ではなく、責任である。責任ある存在になるということは、真剣に仕事に取り組むということであり、仕事にふさわしく成長する必要を認識することである。

4. まず果たすべき責任は、自らのために最高のものを引き出すことである。人は自らが持つものでしか仕事ができない。しかも、人に信頼され、協力を得るには、自らが最高の成果をあげていくしかない。

5. 普通の人であれば、実践的な能力は身に着けられる。卓越はできないかもしれない。卓越するには特別な才能が必要である。だが、成果をあげるには、人並みの才能があれば充分である。

6. 強みを生かす者は、仕事と自己実現を両立させる。自らの知識が組織の機会となるように働く。貢献に焦点を合わせることで、自らの価値を組織の成果に変える。

7. 組織に対する自らの貢献を問うことは、いかなる自己啓発が必要か、いかなる知識や技能を身に着けるか、いかなる強みを仕事に適用するか、いかなる基準をもって自らの基準とすべきかを考えることである。

8. 1 人 1 人の自己啓発が、組織の発展にとって重要な意味を持つ。それは組織が成果を上げるための道である。成果に向けて働くとき、人は組織全体の成果水準を高める。彼ら自身およびほかの人たちの成果水準を高める。

9. 自らの強み、仕事のやり方、価値観がわかっていれば、チャンスを与えられた時、職を提供された時、仕事を任された時に、「私がやりましょう」、「私のやり方はこうです」、「この仕事はこうすべきです」、「他の組織や人との関係はこうなります」、「この期間内にこれこれのことをやり遂げます」と言える。


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投稿者: 株式会社TMAコンサルティング

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